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#3
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「良いよー、あーこれ最高。すっごい締まる。よい、しょ」
腰を掴んで抽挿を繰り返していたエネが、半分四つん這いの俺にぴたりと身体を寄せ、耳元で囁くように言葉を紡ぐ。
「中でね、リコのとゴリゴリ当たって、超気持ちい。今日から毎日したいくらい」
「ん、ふふ、僕も、きもちい、ね、早く、動いて」
「あっはっ、言われなくても動くよ」
残酷な笑い声が耳元で聞こえ、恍惚とした表情のリコが声を上げた。
「い、ぎぅ、ふっ、ふーっ、ぅぐ、ぅ、ぁ」
「…僕も、入れていい?」
「はっ、はっ、ん?あっ、そっか、ごめん、ノイ、良いよっ、入れて、んっ、ふっ」
髪の毛が掴まれ、何の了解を得ることも無く、口内に熱がねじ込まれた。
至極嬉しそうな声が、どこからか鼓膜を揺らす。
「ね、シセル。痛い、よね、でもさ、苦しいのも、あるよね?僕ね、前に、それされたことが有って、ね、苦しくて、お腹、破れちゃうんじゃないかなって、怖いくらい、苦しかった。シセルも、おんなじ、お揃い。ふふ、やった。お揃い。あ、僕もね。血、出たよ」
「ははっ、ふぅ、完全に、リコ、スイッチ入っちゃってるね、ん、あーきもちい」
痛みと、快楽と、恐怖と、疑問と、とにかく考えられるだけの、感情とか何かそう言うのが一遍に心になだれ込んで、意識が飛んだり戻ったりを分刻みで繰り返す。
ぐぷっ、ぐぷっ、ぐちゅっ、ごっぽっ、ぐちゅっ
自分の身体から鳴ってる気がしない。
そう思えるほど、意味の解らない水音が響いていた。
そして限界を感じ、いよいよ完全に意識を飛ばそうかという時。
コンコン
違和感すら感じるほど、普通にノックの音が響いた。
それに連動して、すべての抽挿が止まる。
「は?誰か呼んだ?」
「…知らない」
「ぁ、ぼ、僕かも、りんご、持って来て、って、お願いした」
「あ、そゆことね。いーよー!」
こぽ、と口に入っていたノイの熱が抜かれ、崩れた上体のまま扉を見る。
顔が近づいたのが嬉しいのか、さらさらと髪を梳くようにリコが俺の頭を撫でた。
そしてチョコレート色の大きなそれがほとんど音も無く開き、カッターシャツに半ズボンの少年が書類のようなものを持って入って来る。
「し、失礼しま、す」
「あ、れ?りんご、は?」
「え?りん…ぁ、ぇ、ぁ」
一心に足元を見て近寄って来た少年が、リコの問いに顔を上げ、そして固まった。
「…間違えた?」
「っぽいね。ねぇ、今何してるか分かる?」
エネの声色の柔らかさに、また、冷や汗が滲み始めた。
「ぁ、ぇ、ぇと、お、お楽しみ、です、か?」
「そう。しかもね、すっごい良い所だったんだよね、今。分かる?」
「ご、ごめんなさいっ、ぼ、僕、ぁ、の、ぇ、ぇと」
「そう言う反応するって事はさ、お楽しみしてる時に、この部屋に入っちゃいけないって事は知ってるよね?ノックも駄目だって、知ってるよね?」
エネが後孔から雄を引き抜き、ベッド脇に腰掛ける。
「…し、って、ます。ぁの、ほんとに、ごめん、なさい、ぇぅ、許してくだ、さい」
「うん、おいで」
「ぇ、ぁ、ぇぅ…は、ぃ」
一筋の涙が、少年の頬を伝う。
それでも拭う事はせず、一歩、また一歩と、両手を広げたエネに近づいて行った。
ぼふっ
「はーい、つっかまーえた」
中学生くらいの体形のエネが、小学生くらいの少年を膝の上に抱っこする。
見た目だけなら穏やかな光景も、その実、想像したくない程残酷な結末が往々にしてある事を、俺は身をもって知っていた。
「…指でも折る?」
ほら、こんな風に。
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