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#2
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「返事がおせぇしちいせぇ」
「は、いっ」
ガッ
「変なところで切んな」
「ぁいっ」
ガッ
「は、だよ、は」
「は、はい」
「…ふん。まぁいい。おい、洗ってあんのか?」
「一応腸内洗浄だけしてありますけど、そんなにほぐしてはないっす」
「なら良い。脱げ」
「ぇ、ぁ、で、でも僕自分で、慣ら、します、から、ちょっと、だぎっ」
…ん?僕?って事は男?
ついに涙を零しだした目の前の惨状を見て、そんなどうでも良い事を考える。
「慣らさなくても良い身体にしてやろうか?ケツの穴切り開いてよ」
「ひ、ぁ、わ、わがり、ばじだが、ら」
暫定男の子は殴られた頬を赤く染めて、零れる涙を拭う事もせずにベッドの上でローブを脱いだ。
あ、やっぱり男だ。
ガチャガチャと、何となく聞き覚えのある音がする。部屋中から。
見回せば、部屋に居る男が俺を除いて全員ズボンを下ろしていた。
「腰上げろ」
「はぃ…いぐっ、ぁっ、あぁっぁあぁぁぁっぁっぁぁあぁああっ」
ぎしぎしと、ベッドが揺れる。
見ていた限り一度も愛撫を施されなかった小さい窪まりに、男の雄が浮かんでは沈む。
見た目より頑丈なようで、数人の男がベッドに乗り上げても、骨組みから妙な音が鳴るようなことは無かった。
———その後全員がその男の子を揺さぶって、狭い室内に生々しい匂いが充満した頃ようやく最後の一人がベッドから降りた。
「お、まだ居たか」
「…え?俺ですか?」
「馬鹿、そうに決まってんだろ。で?どう思った?」
どう、と訊かれても…
「特に、何とも。まぁ少し臭いですけど」
「くさ…はっ、はっはっはっ、そうか、くせぇか。あー分かる。くせぇよなぁこれ」
情事後の心地よさもあるのだろう、やけに上機嫌な様子で近づいてくる男の後ろでは、白濁にまみれた男の子がベッドから床に突き落とされ、ベッドだけが先に片付けられていた。
「んじゃその臭さの原因なんだがよ、お前が綺麗にしてくれや」
「綺麗にって…つまり?」
「別に脅してる訳じゃねぇよ。シャワー室に運んで、もっかい使える状態にする。な?簡単だろ?」
バンバンと肩を叩く男の口は、タバコの匂いが酷かった。
「別にいいですけど、その前に、俺、採用ですか?」
「おうおう、もちよもち。良い人材だぜ。仲良くしような?」
握手を求めてくる男を無視して、男の子の傍へと近寄った。
「そう、それでいい。言われた事だけやってろな。んじゃ後宜しく」
大柄な男が出て行き、その後に続いて他の男たちも出て行く。
それを見計らって、しゃがみ込んだ。
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