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二度と
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「ふゆ…き……?」
「お前なんか二度と会いたくなかったんだぞ!!誰のせいでこんな根暗になったと思ってんだ!!!あ、根暗は違うけど……っっ、、、」
はっず。
キレたいときも、こんなんじゃ決まんねー。
「とにかく…お前なんか、嫌いだ……なんでまた俺の目の前に現れたんだよ…っっ!!」
「冬樹…もしかして、昔のこと…」
「ああそうさ!!世の中、こんな、どーでもいいって思うようになったのは……お前のせいなんだぞ……?」
夏樹は気まずそうに俯く
外電で、夏樹の目がキラキラと照らされて、俯いてるのもあり、泣いてるように感じた
……泣いて…済むと思うなっっ!!
「ごめん…」
「カギをなくしたってのも…どうせウソだろ……?」
「あっっ!!!」
俺は夏樹のカバンをひったくった。
カバンを逆さにして、中の荷物バラバラと落としていくと、カツーンと金属の落ちるような音が聞こえた
やっぱり…
「汚いよ…お前……」
「ご…ごめ……」
-ガシャーン!!!
夏樹の部屋からガラスが割れるような音がした
なんだ…?
「さ、さっき…誰か部屋に入ってくのが見えて……」
「…」
多分、夏樹を追い回すストーカーか何かだろう
コイツ顔はまあいいし…
鍵かけ忘れるとか…どんだけ頭めでてぇんだよ。
きらいだ。
コイツなんか…コイツなんか…。
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