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過去
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俺たちは幼馴染。
幼稚園からの付き合いだ
学校に行くときも、帰るときも、遊ぶときもいつも一緒だった
それは、中学校になっても続いていた。
「おーーっす!!夏樹ーー!!」
「冬樹…おはよう」
俺と夏樹は正反対の性格で、近所でも凸凹コンビとかよく言われてた
俺は超バカ、夏樹はエリート
俺はオープン、夏樹は人見知り
そんな夏樹はクラスの女子からも圧倒的に人気だった
どうやら、人見知りな夏樹がクールに見えていいらしい
俺はそんな正反対な夏樹とよく比べられて、からかわれた
「よう!!正反対の冬樹ーーっっ!!」
「お前はオトコにモテても、オンナにはモテねーなっっ!」
「うっせえ!!気持ち悪りぃ言い方すんなよ…お、俺は友達多いってだけで、満足だよ!!クソ!!」
「まぁまぁ!!ところで今日、どっか行かね?」
「うっしゃ!!メシ食いに行こうぜ!!夏樹はどうする??」
「え…??」
俺は遊びに行くとき、必ず夏樹に問いかける
夏樹はこういうとき、決まって首を横に振るのは分かってんだけどな
だって、
「そっか!!なら、今日は先に帰っててくれ!じゃあなー!!」
「あ、うん…」
夏樹と俺は、正反対だからさ。
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