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休暇
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ただいまの時刻は午前10時だぞ!
俺は今、立花くんの病室前にいる
今日は休暇を取ってましたっ!!
朝から立花くんに会えるなんて、嬉しいなー
「おはよっ!立花くん!!」
「えっ?!オッサン?!」
「昨日は斎藤さんって言ってくれたのに…」
そう言うと立花くんは顔を真っ赤にして反論してきたよ
あれは違う〜っとか、調子乗んなよ〜っとか
「リンゴ剥いてあげるね?」
「お好きにどーぞ」
俺は持ってきたリンゴをカバンから取り出し、包丁とまな板も持って洗面所に行った
エコバッグだろぅ?
地球に優しいだろぅ?
「オッサンが朝から来るのって初めてだよな
いつも会社帰りじゃん」
「そうだなー」
立花くんに会ってからだ
休みが嬉しいって初めて本気で思ったのは
俺はリンゴを持って立花くんに歩み寄った
立花くんが"最近綺麗に剥けるようになったじゃん"って褒めてくれたぞー!!
んじゃ、俺も一口。
「来月からはもっと休み増やすからな!」
「…オレの、ため……?」
「ふぇッ?!」
急に立花くんが俺の顔を覗き込んで、上目遣いで見つめてきた
な、なんかドキドキする…
そういやこんな真近で立花くん見たの初めてだなぁ〜〜
結構美人だな
まつ毛長いし顔白いし小顔だし唇真っ赤…etc
「…オッサン、なんか言えよ!自惚れてて、なんかオレ、恥ずかしいじゃん!」
「あぁ?!いや、うん…立花くんのため…」
「…いっぱい休暇取れよ」
ヤバい…
嬉しがる立花くん、可愛すぎ……
え、もしかして俺今
危ない橋渡ってる……?!
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