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今日はいつもよりも忙しくて、ルイを一人にしている分不安になりミスも多くしてしまった
ルイの事で皆んなに迷惑をかけているのは申し訳ないなぁ…
ミスなんてそんなにしない俺としては今日はかなりヘコむ
…シャルにもからかわれるし
「アーネストさん!お疲れ様でしたぁ」
「あぁお疲れ様」
後もう少しで終わる…かな
「アーネスト、俺帰るけど…まだ終わんねーの?」
「うーん…もう少しだけね」
「そっか…ほら横の寄越せ」
「えっ手伝ってくれるのかい?」
珍しい事もあるもんだなぁ
「はぁ…お前は早く帰らなきゃいけないだろ」
「ルイの事…そんなに考えてくれてるの?」
なんだか、嬉しい
最近は“嬉しい”なんて思うようになった。
新しい感情に驚きつつもそれがルイのお陰だと思うとやっぱり俺の中でルイの存在が確かなものになっているんだと実感できて
そして俺の大切な人が俺の大切な人を大事に思ってくれているのも嬉しく感じるのだ
「アーネストくん、今日は体調でも悪かったのかい?」
「上官!いいえ、そういう訳では…」
「君には期待してる、ただ息抜きも大切だよ」
「はい」
「今度うちに来るといい、美味しい酒と血を用意しよう」
「えっ」
「楽しみにしていてくれ」
そう言い残して上官は行ってしまった。
「おいおい、お前まんまと口車に乗せられてんじゃねーかよ」
「うーん…」
流石になぁ
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