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こういうとこで、こんな無意識
ちょっと気をつけてほしい
「アーネストさん…充…電」
ルイがそんな事を呟きながら俺の腰に細い腕を回した
力なんて俺にとったら入ってないみたいに弱い
それでも、ルイが俺に縋ってくれるならそれを受け止めたい
「ルイ、俺も充電」
「へへっ…アーネストさんと僕…一緒」
「ルイ…」
もっともっと、名前を呼んで
俺の事をルイの記憶に刻んで
ルイの残りの人生に、俺というオトコを
「ルイ…愛してる」
ルイがまた、嬉しそうに笑った
「アーネストさん…お腹…すいたの…」
「お腹?わかった、まっててすぐ作るから」
キッチンに入り冷蔵庫を開ける。
そこには、朝用意した朝食と昼食がそのまま残してあった
「ルイ…ご飯食べなかったの?」
「ご飯…ごめんなさい」
「怒ってないよ、ただお腹空かなかった?」
「…1人で食べても…寂しいから…アーネストさんとシャルさん…いない…から」
「だよな…1人は寂しいよな」
このままずっとルイを1人にしておくのは気がひける
かといって頼れる人なんていないのだが
「どうしようかなぁ」
「ごめんなさい…明日からは…1人で食べる」
「無理しなくていいんだよ。ルイはさ、俺にもっと我儘言ってよ」
「我儘言ったら…殴られる…痛いの…やっ」
我儘なんて…
誰かと食べたい
誰かと一緒にいたい
そんなのが我儘になってしまうのか
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