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どうして
どうして貴方が泣くの
「アーネストさん…ひゃぁ…んぁ」
「ルイ…ルイ…好きだよ…好きなんだよ…」
「はぁん…ッ…あぁぁぁぁ‼︎」
指が敏感なとこにあたりまたイってしまった
イキたくない
アーネストさんの涙を止めたい
「なんで…なんでアイツなの」
「やっ…やっ!やっ!…あぁん…」
「俺の方が先だった…俺の方がルイに好きって言ってきたのに」
「アッ…ネストさん!まっ!ぁッ!」
激しくなった指の動きに耐えられずに声を上げる
涙を流していてもなお、美しいその顔が歪む
僕の頬を優しく触れたアーネストさん
僕が憎いなら、それならそんな風に期待させないで
好きだから
だから、そんな風に軽く言わないで
“愛してる”なんて
僕は本当に貴方だけが好き
でも、貴方は違うのでしょう?
僕に好きって言ってたってあの男と同じように僕を抱く
僕が愛されるなんてありえなかった
両親にさえ愛されなかったのに
「泣かないでっ…アーネストさんッ…あっ…」
僕だけが乱れたベットの上
アーネストさんは何も脱いでないし汗も流れない
僕だけが裸になって頭を振り乱し、気持ちの悪い嬌声を上げる
もう、恥ずかしさなんてない
慣れたくなんてなかった
アーネストさんに可愛いって言われるのが嬉しかったのにこんな僕の姿を見て、もう言ってもらえないだろう
「ルイ…ルイ…俺の事好き?」
「んん…ぁ…はぁ…あぁん…」
ぐチュッと奥まで突っ込まれ僕の意識がグンと遠くなった
好きって言わないと…
僕の気持ちを伝える事が許されている今言わないといけないのに僕の意思とは関係なく瞼が重くなる
「ルイ…ごめん…好きだった…」
もう、好きじゃないの?
僕の事…もう…愛してくれないの…?
悲しい疑問でさえ、夢の中に消えていく
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