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「ルイ〜?起きてー」
「んん…?ぅん…お…きた…」
またまだ頭が前後に揺れているルイに申し訳なくなりながら早く起きて作った衣装と面を渡す
ちょっと…いや…盛大に俺の趣味を詰め込んだ衣装になっているが、身に付けるものをあまり知らないルイは何も言わず着てくれるだろう
「ルイこれ着て?」
「き…る?」
「うん」
「ん…」
眠たい目を必死に開け着づらそうに服を身につけていく
「アーネストさん…着替えた」
「ん、じゃぁ朝ご飯用意したから、食べてて」
「…アーネストさんは?ご飯」
「え?あぁ俺は人間のご飯はあまり…」
「なら…ぼ…く…」
段々声が小さくなりルイの顔が赤くなっていく
なに、この可愛い生物は
「ルイ、ありがとう…でもまだ駄目だよ」
「ん…わかり…ました」
ルイの頭に犬猫の耳があったら確実に垂れてしまっているだろう
しょんぼりしてしまったルイの頭を撫で食卓にそくした
ルイが食べている間は俺も着替える
いつもはシャツにパンツというラフな格好をしているが今日ばかりは少し伸縮性のあるスーツにする
白いシャツを黒いのに変え、しまっていた牙を出す
ルイ、怖がっちゃうかな?
俺たちの牙は人間でいう八重歯が発達したようなものだ
だから口の中にしまおうと思えばそれなりに隠せる
しかし、今日は晴れ舞台
かっこよく決めてあわよくば、ルイの俺に対する好感度を上げようと思っている
「ルイ?食べ終わった?」
「アッ…」
ルイが口を大きく開けたまま固まってしまっている
たまたま欠伸が出ていたようだが…
そんな顔のルイも可愛い
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