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塗装を繰り返すも、長年の錆が隠しきれていない扉が、並んでいる。
そして、その扉の向こうには色々な人生を歩んできた人間がいる。
しかし最期は皆、同じ道を歩いていく。
「2047番、」
———どこにか?
「はい」
それは、今から嫌でも分かる。
ここは罪を犯した者達が『裁かれる』場所。
淡々と告げられた声と同時に、諦めたかのように秒針は進む。
「本日、これより死刑を執行する」
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