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やり直し
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家に入ると、
いまさっき別れたばかりなのに
もうスマホには
小澤くんからの連絡が来ていた。
『湊、また明日ね』
だなんて。
小澤くんってば、
いまさっきじゃぁねって
言ったばっかなのに。
ちょっぴり寂しがり屋なのか
マメなのか
よくわかんないけど
なんとなく嬉しかった。
初デートは、思っていたものとは
全く違うものになっちゃったし
小澤くんとも
離れて行動していた時間が
多かったからデートとは違うかもしれない。
けれど、
楽しくなかったとは全然思ってないから
これもこれでありだったのかもしれない。
だって、
小澤君の焦った顔とか
怒ったような顔なんて
そうそう見ないし、
デートする前よりずっと、
小澤君は僕が好きって
信じられるようになったしね。
☆
翌日の放課後。
学校が終わった後、
店の手伝いをしに行った。
ささっと着替え終えてから
チラッと店内を覗くと、
友達と飲食している杉山君の姿が見えた。
一昨日までは全く知らない人だったから
一昨日の僕じゃ、
まあまあ人がいるなとしか
思わなかったのだろうけど。
そういえば
僕たちの高校は、
最高で8時間目まであるけど
杉山くん達の高校は
6時間目までしかないみたい。
僕たちの高校は、
いわゆる進学校だからかななんて。
だから
いつもシフト入る時間は
まりあちゃんの方が早くて。
キッチンを覗くと、
キッチンでまりあちゃんが料理を
受け取っていた。
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