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想いが届く 4
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茉莉は颯人の腰を押さえて、奥へと射精する。
颯人の身体が、ヒクヒクと痙攣をした。
「…うっ」
締めつけがすごい。
茉莉の性器から、精液を一滴残らず搾り取るように何度も締めつけられる。
「ぁっ!茉莉の、まだ出てるっ」
颯人が、息を切らしている。
「颯人、大丈夫か?」
たっぷりと精液を出し終わった茉莉は、颯人から性器を抜こうとしたら、なごり惜しそうに締めつけられた。
「んっ…」
茉莉の性器を抜き取った後の颯人の後孔から、タラ~ッと茉莉の精液が溢れてくる。
「…いつ見ても、いやらしいなぁ」
茉莉は、昨日から中出しをずっとしていたので、この光景をガッツリと見いっていた。
颯人は快楽で震える両足を、なんとか閉じようとしていた。
「っ!茉莉のすけべ!…見ないで!」
両手でも隠そうとしているが、茉莉は止める。
「だって、俺のが溢れてるんだぞ!見ないでどうする!!」
「本当に、すけべ!」
「俺は、すけべだから!見せて下さい!」
「何、言ってるの…」
颯人が呆れている。
が、諦めて足を閉じるのを止めた。
「…キスしたい」
颯人が茉莉の首に手を回した。
「喜んで」
茉莉は最愛の恋人に、キスをした。
「颯人、大事にする。もう離さないよ」
「うん」
何度もキスをした。
やっと離れた唇は、笑みが溢れている。
颯人は、茉莉に腕枕をされていた。
茉莉が、ふと時計を見た。
「…どうしたの?」
「2人前で良いから、赤飯を炊いてもらおうかなと」
「赤飯?」
「姫制度で、『生徒会長と姫が交わったら、赤飯』というのが風習だから、元生徒会長の権限で」
「…何その、こっ恥ずかしい風習」
茉莉は、ははっ笑いながらスマホを手にした。
『もしもし~茉莉くん、どうしたの?』
「梅子さん?あのさ、今日は時間無いから明日で良いんだけど…赤飯2人前でいいから、炊いて欲しいと思って…」
「茉莉くん、姫を迎えたの?!」
「はい、たった今」
母親に『彼女と初エッチしました』と、報告しているみたいですごく恥ずかしいが、この学校の姫制度だから仕方ないと割りきる。
『ちょっと!聞いて!茉莉くん、やっと茉莉くんの姫とエッチしたって!』
他の2人にも大声で、教えている。
『本当!茉莉くん、おめでとう!!』
「梅子さんの説明の表現がダイレクトすぎて、突っ込み出来ないです」
(夕飯支度だから、周りに生徒がいないにしても大きな声で言う話ではない気が…)
『突っ込むのは、姫だけにしなさいよ~』
「いや、そういう話じゃない…」
急な下ネタに、返事が返せない。
『2人前なんて言わないで、全校生徒分炊くから!』
「いや、今の生徒会長じゃないから…大々的な事は」
『今も昔も、無いわよ!』
『忙しくなるわね!』
ブチッ
ツーツーツー
「…人の話、聞かないなぁ」
はぁ、とため息をついた。
「…どうなったの?」
颯人は一昨日からの激しい情事に疲れて、うつらうつらしている。
「…なんだか全校生徒分、炊いてくれるって」
「ん…そう」
空返事の颯人に、茉莉が言った。
「颯人、少し寝ていいよ?」
「ん…」
颯人が、茉莉の胸にすり寄った。
茉莉は幸せだった。
颯人の頬にキスをして、優しく頭を撫でた。
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