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後日談 6
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さすがに気持ち良くても濡れる場所ではないから、何度もお互いの先走り液を手にとっては、颯人の後孔に入れる。
少し経ってから、颯人が我慢出来なくなった。
「…あっ、茉莉、もう入れて」
颯人が快楽で震えながら言う。
「…入れるよ?」
茉莉の性器は、痛いほど上へと反り上がり、脈がドクドクと強く打っている。
その先端から、颯人の後孔に早く入れたいと先走り液が溢れ出てきていた。
(コレがいつも、ローションが無い時の替わりになってくれるからな)
茉莉は颯人の右足を肩に乗せたまま立ち上がり、颯人の後孔に自身の性器が入るよう、滑り込ませるように下から上に押し当てた。
「ぁぁぁっ!」
聞いたことの無い颯人の声に、動きが止まる。
颯人の後孔がギュッギュッと、止まらずに茉莉の性器を締めつけ続ける。
「…痛い?」
茉莉は不安になって聞く。
「あ、違っ!あっ!何、か…いつもより、その…」
「ん?」
「っ!茉莉のが、おっきくて…あ…っ」
颯人が、刺激に耐えていた。
「…っ、ふ…足が」
「足?」
「足、着けているの…やっと、だから…あぅっ」
確かに、片足は茉莉が抱えて上に持ち上げている。
チラッと床にある片足を見ると、茉莉との身長差でプルプルと震えていた。
「こうか?」
茉莉は、もう片足を持ち上げた。
「ひゃぁぁぁっ!!深いっ!」
「っ!すごい締めつけだな…!」
さっきよりも、強く締められた。
「…っ、あぅっ!コレ、座ってするのと違う…あぁっ…」
「フェラの『ご褒美』の、対面座位の事?」
「ぅん…、何か、背中しか自分で支えてない、から浮いてて…んんっ」
「俺が支えてるけど、落ち着かない?怖い?」
「…怖くないけど、茉莉のモノが、当たっている所がいつものと、違う…」
「嫌?」
嫌なら、下ろすしかない。
「…んん、嫌じゃない…あぅっ!でも俺、重いんじゃない?」
「いや…全然。むしろ、もっと身体をふっついて欲しいのは俺だけか?」
颯人は遠慮しているのか、なんとなく壁の方にもたれたまま身体に力が入っている。
「…だって、これは"レッスン"で習ってない」
「まぁ、初めての体位だからなぁ」
「どうしたら、茉莉が喜んでくれるのか…わからないよ」
その言葉に、茉莉は颯人を自分の方に体重がかかる様に持ち直した。
「っ!茉莉!?」
颯人がビックリして、また壁に身体を持っていこうとするのを、自分の身体に押さえつけた。
「颯人、ギュッっていつもみたいに抱き合ってセックスしよう。それが俺が一番嬉しいヤツだけど、颯人は?」
「っ!俺も抱き合って、セックスするのが一番好き!」
「ん」
ギュッと、颯人の両腕に力が入った。
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