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~黒子side~“恋人同士”
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授業がようやく終わりやっと部活です。
青峰くんと一緒に部室へ向かってます。
念願の一軍になれて、青峰くんともバスケができて、毎日が本当に楽しくて仕方がないです。
…本人には絶対言いませんけど。
「失礼します。こんにちは」
と言い部室のドアを開けると、先輩方、赤司くん、紫原くん、黄瀬くん、緑間くんが既に着替えはじめていました。
「虹村先輩、こんにちは」
「おう」
着替えていた手を止め、挨拶を返してくださいました。
「……青峰挨拶」
「…ちは」
「ったく…。あ、そういえば黄瀬、お前柊と同じクラスだったよな?柊はどうした?」
「何ですか虹村先輩。ちゃんと来ましたよ」
ガチャっとドアが開いて「こんにちはー」と柊くんが入ってきました。
「黒子、藤咲は?」
「今日は仕事でお休みだそうです」
「そうか。なら仕方ないな」
虹村先輩がパタンとロッカーの扉を閉める。
「そういえば…藤咲クンっスけど…」
そう口にしたのは黄瀬くんでした。
「……?藤咲がどうかしたか?」
「いや、昨日緑間っちと一緒帰ってたんっスよ。そしたら近くのマジバから、藤咲クンがめっちゃ可愛い女の人連れて出てきたんっスよ!!」
いやー意外っスねー。と口にする黄瀬君。
……正直とてもうるさいです。
「女の人?髪の長い女性か?」
黄瀬くんと緑間くんが帰ったのは僕達よりも先。
ということは、フレンチの前にマジバも行ってたんですね。
「む、違うのだよ。ボブで肩の上ぐらいまでの長さだったのだよ」
……………え?
「は?」
「え?」
会話が成り立っていません。
「二股!?しかも同じ日に別々の女性!?」
もう、藤咲くんのせいで部室が蜂の巣をついたような騒ぎです。
「うわー。マジ引くっス。最低っスね」
君がそれ言うんですか、それを。
「本人に聞きたいところだが、…休みか。」
柊くんが何故かニコニコしてるんですが…。
「お前たち、別に一緒に歩いたからといって恋人同士とは限らないぞ」
「いいや!あれは絶対恋人っスよ!」
「そうだぞ赤司!あれで恋人じゃないわけねぇ!」
赤司くんがやれやれ…と放置しました。
でも…なにか引っかかっているんですよね。
藤咲くん、君は一体何者ですか?
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