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~奏side~“自己紹介してもいいかい?(part1)″
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あいかわらず視線がいたい…………。
ただ校内で廊下を歩いているだけなのに、
無駄な視線を感じる。
(これ絶対この人たちがいるからだよな……。)
それはそうだ。今(なぜか)一緒に歩いているのは、
今をときめく人気デル…モデルの黄瀬涼太。
卒倒しそうな美貌と威厳を兼ね備えた赤い髪の人。
両手にお弁当とアロマキャンドルを持った
緑色の髪で眼鏡をかけている人。
第一印象が日焼けサロンの常連客か?と
思った同じクラスの好印象青年青峰くん。
歩きながらお菓子を食べるという、
少々お行儀のよろしくない紫の髪の人。
食べかけのプリンを大事そうに抱えている、
天才美少年カメラマンの柊薙十君だ。
そんな集団が校内を歩いていたら、
そりゃあ目が向くだろうな………。
そして視線を浴び続けて歩いてきた結果、
行き着いたのは意外にも屋上だった。
へぇ、屋上なのか。
赤い人がいるからカフェテリアかと思ったけど、
気にしないみたいだね。
それにしても何故俺は連れて来られたんだ?
それぞれの定位置についたのか、赤い人が口を開いた。
「初めまして。まず自己紹介してもいいかい?」
「あぁ。」
「では、俺から。俺は赤司征十郎だ。
ここにいる全員がバスケ部員だ。」
「あれ?何か俺もう入部してる…?」
あっ………薙十君が……。大丈夫か?この部活。
「次、緑間。」
緑の人こと緑間君が話始める。
「俺は緑間真太郎。
そしてこれがラッキーアイテムの
アロマキャンドルなのだよ。」
あのー緑間さん?自己紹介になってませんが…。
モノ紹介なんですけど……。
アロマキャンドル、説明しなくても分かるから。
しかも 「なのだよ」って(笑)
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