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~奏side~“き、気のせいですよね?……ね?”
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※前の続きです。
「だか…流れ作業になってしまっては困るからな。」
むむ……?
なんか余計なこと言い出してない?
俺の思いを知ってか知らずか、
奴は綺麗な笑顔で言い放った。
「一回でも外したら…………ペナルティーだ。」
はぁ?いやいや、ほんの15分前に始めた奴に、
そんな難題押しつけんなよぉー!!
「うぅ………鬼!!(泣)」
「まだ優しい方だぞ。そんなに俺を
鬼にしたいなら、ハードル上げようか?」
(いやいや、ふざけんなよ!!俺一生帰れない……。)
「まぁ……始めたばかりだからな。
ハンデをやろう。
二回連続で外したら、
…………………………腕立てだ。」
(良かった……まだ優しいペナルティーだった。)
カラフルなメンバーも見守る中、
俺は一本目をうつ前に大きく深呼吸をする。
大丈夫……いける。よし…………入る。
シュ――っと綺麗な弧を描いて、
ゴールへと吸い込まれる。
―――――――― はずだった。
なんと……ゴールのボードの後ろにinしてしまった。
俺の後ろつまり赤司君の方から地響きが聞こえるのは
き、気のせいですよね?……ね?
「ほぉ……藤咲…お前一本目から最悪な
外し方をするとは………良い度胸だな?」
「ひゃ!! ………ごめんなさいいいぃぃぃぃぃ。」
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