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~柊side~“計画通りと予想外の内容”
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※前の続きです。
俺はステージを降り2人を迎えに行った。
「な、薙十っちっスよね、やっぱ!」
「なんで柊くんが?」
その2人とは黄瀬くんと桃井さんだった。
「まーまー、細かいことは気にせずに行くよ。」
2人を引っ張ってステージに上がった。
桃井さんはガチガチだ。
『…………やっぱり黄瀬さんだったんですか ! ?
見かけたときに見間違いかと思ってました。』
『なんとなんとモデルの黄瀬くんが来てました!
今日は何の用で?櫁稀さんのファンなのかな?』
『え、えっと、友人に連れられて………。』
『なるほど~。そして可愛らしいお嬢さん。
キミの名前を聞かせてもらえるかな?』
『わ、私は桃井さちゅッッ ! ! 』
桃井さんは緊張のあまり思いっきり噛んだ。
真っ赤になって恥ずかしそうに俯いている。
『大丈夫。誰だって緊張くらいするんだからね?
落ち着いて大きく深呼吸して言ってみて?』
櫁稀さんが桃井さんの肩をポンポンとあやすように
叩きながら、優しく言った。
それにうなずいて素直に実行する桃井さん。
『桃井 さつきです。えっと、瑞稀さんのファンで、
このライブをずっと楽しみにしていました ! ! 』
真っ赤な顔のまま言う桃井さん。
いっぱいいっぱいって感じだ。
『それでは後程楽しみにしててくださいね。
さぁ!お二人にはこの箱から1枚ずつクジを
引いていただきましょう!どうぞ!』
2人ご引いたクジの内容は………………?
『一つ目は“ 瑞稀のメイクで櫁稀の衣装を着る!”』
『ッッ ! ? 』
『二つ目は ! ! ヘリウムガスで瑞稀の曲を歌う ! ! 』
『……………………。』
『凄い内容が当たりましたね!月神さん ! ! 』
月神さんはすごく顔が引きつっていた。笑いそう。
『では早速、櫁稀さんに準備してもらいましょー
スタッフさーん?頼んだよ ! ! 』
櫁稀さんは乾いた笑いをこぼしながら、
袖へと消えた。さて、場を繋がなくちゃね。
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