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~薙十side~“やるべきこと”
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『私が夜で君が月、“Night Moon”は?』
彼らはお披露目ライブを見事にやりきった。
奏くんなんて相手すら知らされなかったのに
ほんとよくやったと思う。
紺ノ宮さんが登場したときの顔といったら…。
いやぁ、実に面白かったよね。直ぐ戻ったけど。
恐るべしプロ根性に敬礼だ。
ライブは無事に終了したから、
あと俺がこれからやることは…。
▽
「薙十くんー!!!!!」
奏くんの文句を聞くことかな。
「なんでお前がここにいるんだよ!!
てか、なんで仕切ってんの!?
しかも大体!!なんなのさの企画は!!
しかも、紺ノ宮さん俺のこと分かってたし…」
「まぁまぁ、落ち着きなよ奏くん。」
「落ち着いてられるかぁ!!!!」
まるで小型犬のようにキャンキャン吠える奏くん。
ちょっとうるさいよ?
「俺の質問に答えろ!!」
あぁ、犬みたいとか考えなければよかった。
イラっとしちゃったよ。
隣の奏くんと向かい合い笑顔を作る。
「え、」
「ちょっと黙ってくれないと質問に答えられないよ?」
「ア、ハイ」
奏くんは青ざめている。
「うんうん。そうやって黙っててね。
まず俺がここにいるのは単純に仕事だから。
DVDのパンフ用の写真を任されてるんだよ。
その時企画の事聞いたから名乗りを上げたから。
あと、紺ノ宮さんは元から気付いてたよ。
はい、これでいい?」
「お、おう……。」
奏くんは少し戸惑いつつ返事をした。
そして俺のやることは終わった。
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