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ゴーストルール
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ーー嘘ーー
俺が最後(生きてる時)に影山に言った言葉
「かげやま、俺さす、好きな人ができたんだ
だからもう影山とは付き合えない
ごめん」
当然好きな人なんて影山以外にいなくて
付き合えないなんて、別れようなんて
これっぽっちも思ってなかった
ただ、影山の隣にいるのは俺じゃなくて
ちゃんと女の子で…男の俺じゃない奴に
付き合ってほしくて俺は
影山が1番悲しく、辛い嘘をついた
「お前それ本気なのかよ」
2年間付き合ってきた
どんな時もいつも一緒で家族よりも
長くいたと思う
一緒にバレーだってした
一緒に全国にだっていった
そんな相手からのいきなりの別れ話
信じろって言う方が難しい話だ
「本気だよ。影山だって嫌でしょ?
同性愛者なんて…」
「そんなこと…思ったこと1度もねぇ…」
影山の目から溢れる涙
わかってる、わかってるよ
影山がどれだけ俺のことが好きか
俺をどれだけ大切にしてくれているか
でも
ごめん影山
どうしても嘘をつかなきゃいけないんだ
「じゃ、じゃあ俺行くな‼︎
今まで有難う!これからは変人コンビとして
頑張ろっ!」
チャリを思いっきりこいだ
早く影山から離れなければ
影山が俺を追いかけてくるような気がした
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