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入学式では
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ガヤガヤと騒がしい体育館は
春なのになぜかむさ苦しい。
けれど入学式には全校生徒参加という決まりがありめんどくさいの一言に限る。
「えー皆さんは新入生としてこの学校にry」
舞台で挨拶をしている生徒会長をみて
本当だったんだな、とか思う。
少しふざけてる感じが
モテるツボなのだろうか。
ほうほう。
ただしイケメンに限るというやつね(くそ)
生徒会長はハキハキ喋りなさいよ全く最近の子は緩んでいるのよぷんぷん。
隣に立っている人達は
副会長とか書記とかその辺か
うわみんなイケメン。
これ少女漫画とかにいそうな奴ら。
羨ましいですね、その身長分けてください
俺は164という微妙な身長で
止まってしまったがまだ希望はある
ないなんて言わせない
くそおおおおお、
俺も高身長がよかったおおお
まあこれくらいでも
いいもん!可愛いくらいだしいいもん!
乙女ゲームとかに絶対チビ一人はいるじゃん!そんな感じだもん、もん
悶々していた入学式も後半に差し掛かり
在校生は先に帰っていい時間になった。
在校生達は立ち上がり
ぞろぞろと帰り始めた。
俺も行こう、と。
立ち上がり少しだけ
生徒会の方に目を向けた。
すると栗色の髪に高身長。
視力2.0の俺には見える。あいつイケメン。
そんな如何にもモテマスヨちっくな男子と目が合った。
俺は少し驚き視線を外す。
び、びっくりした…勘違いだったら恥ずかし
なに芸能人と目が合ったみたいな反応してんの俺。
少し恥ずかしくなり舞台を背に
俺はそそくさと教室へと歩き出した。
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