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運命の出会い…2
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僕が首をかしげていると、
「望月君は学生だよね?」
ときかれた。
「はい。そうですけど?」
「時間大丈夫?」
「え?」
桜井さんは腕時計を僕に見せてくれた。ロレックスでかっこいいなぁなどと考えながら文字盤を見た。
「へぇー。7時48分かぁ…⁈」
思わず二度見してしまった。僕の学校は8時20分までに学校にいなければならない。僕が唖然としていると、
「学校どこ?」
「藍蘭高校です。」
「タクシーで飛ばせば間に合うね。」
「え?だ、ダメですよ…」
「落とし物を届けて遅刻して怒られるなんて嫌でしょう?」
「うぅ。で、でも…」
そんな話をしているとタクシー乗り場にいた。
「ほら、乗って。藍蘭高校までお願いします。」
タクシーに押し込まれお金を渡された。
「使って。お礼だから。」
お金を返そうとするがタクシーが出発した。
タクシーは8時19分に藍蘭高校に着いた。ギリギリセーフなどと考えていると、
「おはよう。ギリギリね。」
保険医の岩倉先生が挨拶してきた。挨拶を返していると
「望月君、タクシーで来てるぅ」
「望月せんぱぁーい!」
などと黄色い声が校舎から聞こえる。
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