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気になる職業…3
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「…る、翔ってば!」
「…もぅたべられないよぉ…」
「もう!何言ってるの?起きて」
「…何?」
母さんはやっと起きた僕にむかってため息をつくと、時計を指さした。
「…9時かぁ。ん?9時?!」
嘘でしょ?!
本来なら、1時間以上前に学校に着いているべきだ。
ヤバイ、ヤバすぎる
「どうして起こしてくれなかったの?!」
「起こしたわよ。起きなかったのは翔よ?」
母さんは不満げな顔で言う。
「行ってきます!」
半ば叫びながら告げて走り出すと後ろから名前を叫ばれた。
振り返ると、青ざめた母さんが走ってきた。
「どうしたの?」
「お弁当、忘れてるわ!」
「ありがとう」
バス停まで走ると、運良くバスが来ていた。
バスに乗りスマホを開くと、桜井さんからLINEの返信が来ていた。
『俺は教師だよ。』
「えっ?!マジで?」
バスの中なのに叫んでしまった。
幸い、バスの中には運転手と僕しかいなかったのが救いだ。
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