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心配
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次の日学校に行くと相変わらず西くんの周りに女子が群がっていた。
俺は椅子に座って伸びをした。
すると西くんが凄い形相でこっちを見た。
「何?」
「相馬ちょっと」
西くんは俺を引っ張って屋上に向かった。
痛いくらい強い力だった。
「何?痛いんだけど腕離してよ」
「そんなことよりその手首なんだよ」
俺は手首を見ると縛られた跡がくっきりと残っていた。
「なんだろこれなんかの跡かなあ〜」
俺はわざと知らないふりをした。
「…違うだろそれ…縛られた跡だろ…何かあった?」
俺はクスっと笑った。
そして無気味な笑顔を浮かべた。
「…心配してくれるんだ。ありがと。でも心配してくれる必要なんてないよ♡」
「…は」
心配してくれるなんてびっくりしちゃった。
でもいいそれで、もっと俺を気になって♡
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