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木下のお母さん ~友綺~
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「─お邪魔しまー…す─…」
「楓!学校は!?
…て、あらやだ!お友達……?
どうしたの?目が腫れてるじゃない!
楓、あなたが泣かしたんじゃないでしょうね?!
とりあえず氷持ってきてあげるから、リビングで待ってて!」
俺らが木下の家に入った途端、木下の母さんらしき人が出てきて早口でしゃべると、木下が溜息をつきながらリビングに案内してくれた。
「ありがとう…」
「いや……なんか逆にごめん。
母さんがうるさくて。」
「えー、そうか?面白そうなお母さんやん?」
俺は笑いながら椅子に座らせてもらった。
というか、本間にお邪魔して良かったんかな?
しかも学校サボりやし…。
そんな風に思っていると氷を持った木下母がリビングに入ってきた。
「はい、これで目を冷やして。
でもどこかで見たことあると思ったら、入学式の時だったのねー」
木下母は俺に気さくな笑顔を向けた。
俺もつられて笑う。
「はい。昨日遅刻した者です!」
なんて明るく返す。
「昨日は本当にびっくりしたのよ?
まさかあの“ともちゃん”が帰ってきてるなんて!」
「………え?」
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