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幼馴染っていう特権 (残念美形×平凡)
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「ユキ、ユキー」
「なんだよ晴翔(はると)いい加減離れんかい」
俺がいま抱きしめてるのは可愛い可愛い俺の幸雄(ゆきお)。通称ユキ。
小中高ずーーっと一緒!高校は俺がユキと同じところにしたけど…。
だって心配じゃん?
こんな可愛いユキを俺のいないところで1人にさせるなんて。そんなのできない!
悪い狼に狙われちゃうかもしれない。俺のユキなのに!
廊下のど真ん中で抱きついてるため、まわりのみんなはこっちをみてる。
それが嫌なのかユキは俺から逃げようとする。
「離れろって!いい加減怒るぞ」
「やだー怒るユキも可愛いんだから」
俺に呆れたのか深いため息を吐き、体を預けてきた。
きゃっ大胆ー!!
その可愛い行動に思わずさきほどよりも力込めて抱きしめた。
「ぐえ」
あーもーそんな可愛い声だして!
キスしたくなるじゃんかぁぁあああ
だけどそんなことしたらユキに嫌われちゃう。この前しようとしたら顔面殴られた…。
欲望を抑えるためまたぎゅうっとユキを抱きしめた。
「幸雄ー!これ借りてたノート。助かった!」
俺たちの前に現れたのはユキの友人。
結構仲いいらしい。こいつの事あんま好きじゃないや。
「おっ、約束は覚えてるよな?」
「あったりめーさ。今日にする?」
「うっしゃ!今日!今日!」
「はっはっ、はしゃぐなよー」
「…。」
なにこれ。俺の前でいちゃついてる?
しかも約束?え、デート?!!!
「だ、だめ!」
「?晴翔?」
デートなんてさせない!俺以外の男とどっか行くなんて、そんなこと許さない!
「デートなら俺としよ?なんでも買ったげるよ!」
「デート?何いってんの。」
ぽかんとする顔も可愛いいい
「ねっユキ、好きなもの何個でも買っていいから!」
「や、でも先に約束してるし…」
断るのね?!いや、俺はめげない!!
「お願いお願い。デートしてくれないとみんなに実はユキがマザコ…ふがっ」
「よ、よーしっ晴翔デートすっか!あーだからごめんな!今日は中止!」
秘密バラそうとしたらユキの手によって止められた。
ユキの手いい匂い?っ
「おー、おー。そりゃ助かるわ?実は今月ピンチだったし」
「なッそれでも奢ってもらうからな!忘れないからな!」
「へいへい。ほら、愛しの晴翔くんとデートしてきなさい」
しっしっ、と俺たちを払うように手を動かす友人。
あれ、結構いい人じゃん…
「もう、晴翔いくぞ。言ったこと忘れてねーよな?買いまくってやる!」
「ふぁんふえふぉふぁふふぉ!(なんでも買うよ!)」
えへへ
親友?より優先されちゃったー♪
もうユキ好き好き愛してるっっっ
ユキの事なんでも知ってるからね
これぞ幼馴染の特権!
END
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幼馴染ほしいっす…(切実
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