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ここどこだろ......?
みんな倒れてて...
少しでも腕が痛むなと思い腕を見たら血が溢れ出てて、急いで手を当てる。
なんでこんなとこに...
「いたぞっ!!」
声が聞こえて振り返るとヤンキーの集団がうじゃうじゃいて、僕は訳も分からず走り逃げた。
正面からは屋久土さんが血を浴びた状態で、向かいからきた。
「屋久土s「有沢逃げろ」」
えっ?
「でも」
「いいから逃げろ!」
そう屋久土さんが叫んだ瞬間、
パァンっ!
屋久土さんが撃たれて俺の目の前で...倒れた。
「いや...屋久土、さ......行かないでっ」
呼んでも反応がなくて
「行かないでっ!行かない、で...?!」
そう叫ぶと誰かに肩を叩かれた。
トントンっ
「......っ、...さんっ、大丈夫?有沢さんっ?」
呼んでいたのはサキさんで目が覚め勢いよく起き上がった。
「うなされてたけど、大丈夫?有沢さん?」
「サ、サキさ...」
すっごい汗っと言いながら微笑んで、タオルで額の汗を拭いてくれた。
あれは何だったんだろう...
屋久土さん...本当に......
「有沢さん、どうしたの?涙出てるよ?」
そう言って僕の頬を撫でながら、心配してくれたサキさんに僕は勢いよく抱きついた。
「有沢さん?」
「どこにも...行かない...でっ?僕を...1人に、しないで...?」
「有沢さん...」
そこから、サキさんは僕が泣いてた理由もうなされてた理由もしつこく聞いてこなくて
またサキさんに泣きつく事しかできなかった。
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