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教室の入り口で足を止めた。
入れば屋久土さんがいる......リュックのショルダーを強く握った。
他のとこに行こうか迷っていたら
「大丈夫か?」
「龍翔くん...」
心配そうな表情を浮かべて僕に声をかけてくれた。
「無理だったら泰樹呼んで来るから」
そう言って教室に入ろうとするしーちゃんの腕を掴んで止めた。
「待って...っ」
「有沢...このまま教室入らなくていいのか?先生来ちゃうぞ?」
「2人は先入って...ちょっと体調悪いから保健室行ってくる」
2人から少し離れ、すぐ走り出し保健室へ向かった。
2人に迷惑かけたくなかったのに...
(僕逃げちゃった...)
胸が苦しくなった。
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