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40 予想もしていない出来事
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やっと降ろしてもらいついた場所は、特別塔の空き教室だった。
凄く殺風景だけど机も黒板も綺麗で、外の光が教室に差し込んで綺麗に写していた。
「俺のいつものサボってる場所です」
「へ〜そうなんだ。綺麗だね」
そう言って笑いかけるとサキさんも微笑んで、僕の前に歩み寄ってきた。
「有沢さんも綺麗だよ」
僕の頭を撫でながらそう呟いた。すると真面目な顔になって僕は再びだきしめられた。
さっきよりも暖かくて優しかった。
「有沢さん?」
「ん?」
「俺...有沢さんのこと好きになっちゃった」
驚きの言葉に声が出なかった。
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