アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
55
-
「またなんかあった?」
「えっ?」
あまり落ち込んだ様子とか見せたくなくて明るくしてたら逆に見抜かれた。
「なんかかなり落ち込んでるように見えちゃって...」
「間違ってないかな、多分...」
「やっぱり屋久土先輩?」
サキさんでも分かるって思うとなんだか許せる人の対象になる。サキさんは悪い人じゃないって分かってるから。
「話聞くよ?」
「サキさん...」
僕は本当に屋久土さんとサキさんの笑顔に弱い。だって声も笑顔も優しい。だから僕も弱くなってしまう。
「おいで」
腕を広げて言われたもんだからそのまま飛びつくとサキさんに抱きしめられた。
優しく強く...
そして
「ねぇ......やっぱり俺のもんになってよ、有沢さん」
サキさんの口から弱々しく聞こえてきた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 108