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翌日、久々に1人で登校した。
隣にサキさんが居ないのは凄く違和感あったから、心細くなったけど
「優〜」
校門を抜けてすぐに龍翔くんが声をかけてくれた。
「龍翔くん、おはよ」
「はよ。大丈夫か?」
「うん...少し行きづらいけどね」
少しどころか本当は結構不安な部分あって助けて欲しいって心の底で思った。
「大丈夫。俺とバカ紫音がいるから」
龍翔くんは微笑んで僕の背中をぽんっと押してくれた。
教室へ入れば周りからのいつもの挨拶が来る。変な目で見られたりしなくて安心出来た。
「有沢、はよ」
僕は驚いてその場に立ち止まった。
視線の先にいたのは姿がガラリと変わった屋久土さんがいた。
茶髪だった長髪が黒髪の短髪になってて...ピアスだって気に入ってた奴だったはずなのに1つもしてなかった。
「ちょっ泰樹...どうしたのさ、その頭ぁw」
「イメチェンって奴?」
笑いながら屋久土さんの頭に指摘するしーちゃん。
その反応に終始笑いながら答える屋久土さんと少し目があった。
思わず身体が反射的に引きそうになったが何か言わなきゃと思って
「凄く似合ってるよ...」
見たままの感想を言うと何故か屋久土さんは赤面になった。
こんなに赤面になる屋久土さんを見たことがなかったから僕にもそれが移ったかのように顔が熱くなった。
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