アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
21 3days
-
いつも通りに学校へ向かった。
路地裏を通り表の通りに出る。毎日変わらない道を通って学校へ向かっていたはずだった...
「ねぇそこの君?」
声かけられたことに気づき振り返ると知らない集団グループに路地裏へ引き戻された。
電柱の明かりもなく光も刺さない薄暗いところへ連れていかれた。
着いてまもなくして、グループの中心らしき人に聞かれた。
「崎谷朝比くん...だよね?」
「えっ」
初めましてって言いたいぐらい初対面な人なのに会ったこともないのに名前を知られていた。
それだけで少し背筋がゾッとした。
「あーやっぱりそうだったんだ」
その人は俺に指を指すと周りにいた人たちに腕を取られ押さえられた。
「ここ最近までさ有沢ってやつ追っかけてたくせに、急に円香と一緒にいるようになったよね?なんで?」
「...」
「えーだんまり?」
あまりにもニコニコしてるから答えずらくて目をそらした。すると前髪を強く捕まれ強引に顔を引き寄せられた。
「おい...答えろや?」
屋久土先輩達より怖くはないが、かなり怒っていた。何もしていないのに。この人たちには一度も喧嘩売ったことないのに、どうしてこんなにも怒ってるんだ?
「......話す必要なんてないですよね?」
「あっ?」
「だって俺あなた達に何もしてませんもん」
あっ
やべ....
「お前...先輩に向かって何言ってんだ、よっ!」
そう聞こえた瞬間強く腹を蹴られた。
今までにないくらい痛くて、声さえも出なかった。
「おい?さっきの威勢はどこいったよ?あ"っ!?」
体を抑えられ、また強く蹴られた。
「ただのひ弱野郎かよ、お前www」
その人につられ周りの人たちも笑い始めた。
「あー笑いすぎた......お前ら後ヤっちゃっていいよ?俺見てるからヤりたい放題どーぞっ」
俺の後ろにもう1人いたようで、今度その人が目の前に来て俺を囲うように周りの奴らが集まり始めた。
これから何されるのか...殺されるのかな...
一瞬怖くなって逃げ出そうと腕を動かしたが、ビクっともしなかった。
「へー...可愛い顔してんじゃん?」
軽く頬を触られ鳥肌がたった。
「確かに可愛いな...」
「俺イケるかも」
「あっ俺もありだわー」
そう言い出すと周りの人たちはますます俺に近づいて来た。
気づいたら壁に押さえつけられていて、何をされるのか考えないうちに分かってしまった。
ワイシャツを左右に引きちぎられ素肌が露わになった。
「そそるね〜」
舌舐めずりし始めジワジワと手が近寄ってくる。
やばい...本当にやられる。そう思い強く目を瞑った。
こんなやばい状況で目の裏に浮かんだのは
由鶴さんで
「おい」
奥の方から誰かの声が聞こえて、その方向を見るとそこに居たのは
由鶴さんだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
87 / 108