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朝焼けの中で、燃える様になびくその髪をー
高い日差しに照らされて、鮮やかに輝くその髪をー
雨に濡れて、しっとりと色濃く艶めくその髪をー
いつも同じ時間、同じ道で、少し後ろから、ぼんやりと眺めて居るのが俺の趣味となった。
そんな事を言うと、やや変質的に聞こえるかも知れない。
自分でもそう思う。
だから、これは誰にも言えない、密かな楽しみであり、彼に打ち明けるなんて、もってのほか。
考えた事すらなかったと思う。
いつもの時間では、日が覗きさえしない、寒い冬を迎え、俺が彼の後頭部ではなく、横顔を見ながら、いつもの道を歩く様になるまでは…
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