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思い出はビター味。
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校門の前に着くと、彼女はもうそこにいた。
「おまたせ、葉月」
声をかけると、ぱっと顔を上げて花がほころぶような笑顔で言った。
「お疲れ、アキくん!」
おれがここに来て嬉しいと、全身で伝えてくる彼女をかわいいと思う。
ーーそう、これは。
おれ、松永秋良が、今の恋人である今井光輔と付き合う前の、苦い苦い思い出話だ。
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