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助けを求めるように由貴は濡れた瞳でじっと尚哉を見つめていると、尚哉は革製の黒いペニス用拘束具を手にした。
それを付け根の所で、楔ごと痛みを覚えるほど強くギュッて締めた。
『痛っ、痛い…、兄さん、お願い……外して……っ…』
「ダメだ。外したら、お前ははしたなくイクだろ」
『イかない、イかないから…っ、…外して……ツラい……ぁ……苦しいよぉ……』
「そう簡単に外したらお仕置きにならないだろ、由貴」
『ひぁあああっ!』
いきなり拘束された楔を握りこまれて、由貴は啼いた。
「イケなくてツラいだろう。可哀想になぁ」
楔をヌチュヌチュと扱きながら、尚哉は笑う。
『ひ………ぃ………っ、…許して………兄、さん……』
躯の奥から沸き立つ、この熱を放ってしまいたい。
楔を扱かれ、我を忘れて狂ったように腰を振り続ける由貴を、満足げな眼差しで眺めいた尚哉の胸元で、スマホの着信音が鳴る。
胸ポケットからスマホを取り出した尚哉が、発信先を確かめ、眉を潜めた。
「病院からか。由貴、しばらくそのまま待ってろ」
尚哉は渋面のままベットから下り、着信音が鳴り続けているスマホを持ったまま部屋から出て行ってしまった。
部屋に残された由貴は、じんじんと痺れるような強烈な快感に、ぐっと耐える。
『んっ………ん、ふ………』
拘束された楔、前立腺を刺激するローターの振動に、次第に意識がぼんやりと霞んでいく。
────…イキたい……、いや、イキたくない……嫌だ……
ここで屈すれば、由貴は正真正銘の愛玩人形に堕ちてしまう。
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