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⑤
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由貴はおずおずと尚哉の楔に手を伸ばし、小さな手を添え自らの秘部に宛がった。
『…ん………っ………』
恥ずかしほど濡れている秘部に、切っ先を擦りつける。
『あ、あぅ………』
亀頭がヌルヌルと滑っていく感触が心地いい。
秘部に楔を押しあて、由貴はゆっくりと腰を沈ませていく。
『ん………っ』
充分に解した自身の秘部は抵抗なく大きく広がり、難なく先端をツルリと呑み込んだ。
だが、先端を呑み込むのが精一杯で、それから先に進めなくなってしまう。
『う……く………』
「まだ先端しか入っていないだろ。ぐずぐずしていないで、全部入れるんだ」
ぺチンと尻を叩かれ、由貴は慎重に腰を落としていき、楔を根元まで咥え込んだ。
『あ………はぁ………ぁ………』
秘部の奥がズクズク疼く。
早くこの硬くて太い楔で、気持ちいい場所を擦って欲しい。
由貴は尚哉の楔を求めるように、自ら腰を淫らにくねらせた。
だが、尚哉は冷徹な表情に笑みを浮かべたまま、一向に動いてはくれない。
疼きが限界にきて、由貴は消え入りそうなほど小さな声でねだった。
『ね、兄さん……動いて………』
「俺は疲れているから動くつもりはない。自分のイイ場所は解っているんだから、自分の好きなように動けよ」
『そん……な………』
羞恥に目が眩む。
自分から動くなんて恥ずかしい……。
だが、尚哉にどんなにねだったたとしても、決して動いてはくれないだろう。
「まだまだ躾が甘かったか。なんなら、もっとキツい躾が必要か?」
キツい躾……?
尚哉ならヤりかねない。
意を決して、由貴はゆっくりと上下に腰を動かし始めた。
『はっ……あ………っ』
気持ちいい……。
だけど、こんなんじゃもの足りない。
本当はもっと大胆に抽挿したいのに、自分から腰を振るのが恥ずかしくて、小刻みな上下運動しかできない。
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