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内心はらはらしていると「やっべ、洗濯物干しっぱなしだ」と呑気な声が聞こえてきた。
どうやらこちらの声が聞こえて、ベランダに出てきたわけじゃなさそうだ。
良かったと由貴が安堵していると、尚哉が激しく腰を打ち付けてきた。
『……ひ……っく………くぅ……っ………ひ………ぁ……』
尚哉が動くたびに、ベランダにぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音が響く。
その音さえ、ベランダを隔てる壁の向こうにいる光希に聞こえてしまいそうだ。
そう思うと興奮して、粘膜がきゅうっと収縮して尚哉の楔を締め付けてしまう。
「……っ、いきなり締め付けてきてどうしたんだ?」
尚哉が耳元で、くすりと笑う気配がする。
「外でしかもいつ人に見られるかもしれない状況に興奮しているんだろう?」
尚哉の言う通りだ。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音、自身の艶やかな喘ぎ声にいつ光希が気づいて、この淫らな姿を見られてしまうんじゃないかと言う不安よりも、快楽の方が勝ってしまっているのだ。
「なら、もっと興奮させてやる」
一旦、ズルリと由貴の中から楔を引き抜くと、由貴を床に下ろし、両隣のベランダを隔てる壁に手をつかせ、尻を突きださせた。
そして、由貴の細い腰を両手で掴み、一息に楔を最奥へと捩じ込んだ。
『────…!?』
驚愕で目を見開き、由貴は壁に爪を立てる。
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