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第三章 帰郷(25)
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西野の肌は、俺とは比較にならないくらい、きめが細やかで、抜けるように白かった。
俺は震えそうになる指で、西野の胸に手を伸ばし、そっと、薄いピンクに色づいた乳首に触れた。
それだけで、んん、と西野は可愛い声を漏らし、そんな自分の声に慌てたように口元を押さえた。
俺は、西野の不安を察して、
「聞こえないから、大丈夫だよ」
とささやいた。
子どもが外音を気にせず楽器の演奏や勉強に打ち込めるように、親父が、ビルの施工時に、業者に子ども部屋の壁や床の防音加工を施させたことを俺は知っていた。
「ほんとに」
まだ不安げな西野に、
「絶対大丈夫」
と請け負って、俺は体重をかけないように自分の腕で身体を支えながら、西野の上に乗り上がって、軽くキスをした。
そして、口づけしながら、また指で西野の乳首をつまんで、その感触をじっくり確かめていたのだが、長くいじりすぎたのか、
「嶋田。ちょっと、痛い」
キスの合間に、少し申し訳なさそうに、西野が言った。
俺は自分が相手のことを考えずに、ただ自分の楽しみのために触っていたことに気づいて、猛烈に恥ずかしくなった。
「ごめん」
「ううん。嶋田が、触ってくれるのは嬉しいんだけど」
西野は恥ずかしそうにそう付け加えた。
「優しくするから、もう少し、触れてて大丈夫?」
俺がそう尋ねると、西野は頬を紅潮させて、小さく、「うん」と答えた。
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