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部屋
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部屋の中に入るように促す。
「入って、散らかってるけど」
「…お邪魔します」
「風呂にお湯張るから、適当にくつろいで」
湯船にお湯を入れ、戻ってくると壱夜は玄関に突っ立っている。
「どうした?」
疑問に思い聞くと、
「いえ、自分が酷く濡れているので、このままじゃ汚れて入れないです」
「いいって、俺だって濡れてるし後で拭くから」
「でも…」
(躊躇うのもわかる…)
とにかく崇人よりも壱夜の方が全身が酷く濡れていて、持っていたタオルを下に引いたにしても、よくタクシーに乗せてもらえたなと思う程だ。
とにかく今は、壱夜を風呂に入れる事だけを考えないと。
「わかった、そこで全部脱げ」
突拍子もないことを言われて、壱夜は固まった。
「えっと…」
「風邪をひくかもしれないから…あぁ、脱がしてやる」
こっちが脱がした方が早く感じてしまい、壱夜のスーツのジャケットのボタンに手をかけた。
「えっ?あ…」
身長は崇人よりも壱夜の方が背が高いので、壱夜が屈むと髪の毛の雨の滴が落ちる。
「崇人さん、自分でします!」
相手は脱がされている事に戸惑っている。
だが、崇人は止める気はなかった。
むしろ…
壱夜の滴っている顔がやけに色っぽくて、左手が壱夜の頬に触れてた。
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