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朝 2
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朝ごはんを作るからと、壱夜に風呂を進めた。
料理をしたことがないけど手伝う、と言われたが崇人は『先に入って』と言って断った。
本当は一緒に風呂に入りたかったが、今日は昼まで仕事だから朝食を取った後に入ろうと思っていた。
壱夜が、和食が似合うと想像しただけで簡単に出来る物を勝手に作ったが、すごく喜んでいた。
朝食は和食派だと言った。
「崇人さんは何でも作れるんですね!」
「ん~?一度食べて旨かったのは作ってみるから、レパートリーはある。食べたいのがあるなら作れると思う。好きな食べ物は?」
「…オムライスです」
顔を赤らめながら、壱夜が言った。
「子供じみてますよね?」
「いや、作ってやるよ」
ぱぁぁっと、明るい笑顔を向けられた。
「かわいいな、本当」
「崇人さん…すぐそうやって言う…」
更に、顔が赤くなった壱夜に睨まれた。
「駄目だ、その顔も可愛くしか見えねーって」
クッと笑いながら言う。
その後、食べ終わり片付けをしてシャワーを浴びにいく。
「仕事、昼までだから」
頭を拭きながら壱夜に言った。
「部屋でなんかするって言っても、映画みるとかかな?そこの部屋は仕事部屋で、今の案件が済んだら少しは片付ける予定だから。汚いし、なだれが発生すると思うから開けない方がいいかも」
「ふふっ、開けないですよ」
凄まじい惨状なのは、わかったらしい…。
仕事の案件で色々とわからない事が無いように、資料をあっちこっちから引っ張って来るので、大量の資料部屋になっている。
しかも一件だけの案件じゃないから、ものすごい数の資料だ。
崇人はネクタイを締めて、ジャケットに袖を通した。
「スーツは俺が昨日、着ていたのと一緒にクリーニングに出す。服は適当にクローゼットから探していいから。一緒に買いに行けばいいんだけど…身内に探されてるって言ってたよな」
昨日は慌ててたから洗面所にあった服を着せたが、好みに合わないかも…と朝になって壱夜の姿を見て思った。
「いえっ、これでいいです!!それにお金持って出て無いのでクリーニング代とか払えませんし」
「いいよ、身体で払ってくれたから」
冗談で言うと、壱夜は視線を下に向け考える。
「…あの…昨日のじゃ足りないと…思います。俺の方が気持ち良くしてもらってて…」
どんどん小さくなる声と、壱夜の恥じらう姿に興奮して崇人は壱夜を抱きしめた。
「た、崇人さんっ」
「やっぱり、壱夜はかわいい。あー!仕事行きたくない!!」
「えっと…んんっ」
身体を少し離して、壱夜の唇にキスをした。
「んっ、は…」
舌を絡めて刺激を与える。
「崇人…さ…」
唾液の混ざりで聴こえる音がいやらしく響く。
壱夜も崇人も夢中でキスをした。
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