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再会 5
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壱夜の腕が、崇人の身体を強く抱きしめた。
「崇、人さん!俺、すみません…俺…」
「いいって」
崇人は、壱夜の背中を優しく擦った。
「自分の名前が、嫌いなんです」
何かを抱えていた壱夜は、家出をするくらい嫌がっているのはわかっていた。
「…花杜壱夜。俺は好きだよ」
崇人は壱夜の耳元で囁いた。
「お前のどんな事でも、愛せれる自信がある」
「崇人さん!」
ギュッと崇人の背中に、壱夜の手が力を入れた。
「あ~、ヤバイな」
崇人が、壱夜の耳元で言った。
「?」
壱夜が崇人の身体から、顔を離した。
「壱夜の、突っ込まれたい」
「っ!っ!!崇人さん?!」
壱夜の顔が、みるみる赤くなる。
「ガンガン攻められたい。お互いがグチョグチョに…」
「も、もういいです」
真っ赤な顔になる壱夜の頬を撫でた。
「今日から当分の間、歓迎会だもんな」
はぁ、と崇人はため息をついた。
「…崇人さんの部屋に行きたいです」
恥ずかしそうに壱夜が言う。
「ん?」
「あの場所は…崇人さんを、独り占めに出来るから」
崇人がガバッと顔を上げると、壱夜が崇人に対して熱を持った目で見ていた。
「壱…夜」
崇人は、ドキンッと胸が高鳴る。
「崇人さん、キスしたい…です」
「あぁ!俺もしたい」
そう言った瞬間、壱夜の顔が崇人の顔に覆い被さった。
初めは壊れ物を扱うように、触れるだけのキスをしてきた。
そのあと、すぐに深い口づけをした。
「んっ、ふっ」
「崇人、さん…」
壱夜が積極的にキスをしてくる事に、崇人は嬉しかった。
壱夜の背中を撫でながら、崇人は壱夜がしたいようにキスをさせた。
ぎこちないが、舌の動きが気持ち良い。
上顎を撫でられると、身体が喜んで震える。
「あ…ん」
自分でも驚くほど、甘ったるい声が出る。
その声に壱夜が興奮しているのを、崇人の太股が感じた。
(…壱夜の、勃起してる)
あの巨根が、自分に反応している。
崇人は我慢が出来なかった。
壱夜の唇から離れる。
「…崇人さん?」
壱夜がトロンとした顔で、崇人を見ている。
「壱夜、そのままの体制でいてくれ」
「?」
本当は入れて欲しい。
だが、時間が無い。
それと同じくらいしたい事をする時間が、こっちの方があった。
崇人は壱夜の目の前で膝をつく。
「崇人さん」
壱夜が、ハッとして異変に気づいた。
崇人は、壱夜のズボンのジッパーに手をかけた。
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