アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
211 (R18)
-
汚名返上を宣言してからのリカちゃんの行動は早かった。返上の字の通り、俺を見上げて微笑む。
教卓に背を預ける俺と、その正面に膝まづくリカちゃん。いつも新品のように綺麗なスーツが汚れることも構わず、両膝をついて顔を寄せる。
どこにって、俺の大事なところに。
「はっ、や……ああっ、あ、んぁっ」
啜るような水音が鼓膜を揺すぶり、それを追って温かい舌が纏わりつく。ねっとりと絡まるその物体は、夏の暑さでも霞まない程に情熱的だ。
包んで吸って、抉って離れる。気持ちいいのと気持ちいいのと、少し痛くて、でも気持ちいい。
「や、だ待っ……あ、うあ」
リカちゃんが顔を前後に動かす度、生暖かい空気がそこを包んだ。でもそれは一瞬で、すぐまた熱すぎる咥内を感じる。
ふわふわして、びりびりして、でもって次はむずむずする。もっとと求める腰が、自ら差し出すように前へ前へと進んでしまう。
「い……あっ、ああっ、リカちゃん、待って」
「待って?追いかけて来てるのは慧君の方なのに?」
「やだ待って……ま、やだ、やだ」
普段はこの教室で勉強を教えているリカちゃんが、俺なんかのものを銜えている。涼しい顔をして教科書を捲る指が、それを支えている。
誰からも綺麗だと賞される顔をそんな場所に埋め、みんなが見惚れる口元を汚して。
一心不乱に、俺だけを高みへと昇らせていく。
その光景と、教室という背徳感。誰にも知られてはいけない緊張感に、勢いを増す快感。
頭が受け止めきれなくて破裂しそうだった。もう何も考えられない、考えたくないと思った。
だから全部手放そうとする。けれどまだ羞恥心は残っていて、口からは「やだ」が続く。
「やだ、もうや……あっ、そこ、やだ」
「嫌なら離せよ。慧君の指、さっきから頭に食い込んで痛いんだけど」
「あっ、イ……だめ、出る……出る、から、やだ出るっ」
口では嫌だと言いながら、身体が絶頂へと向かって行く。例えるなら、それは真っ白い階段を一気に登っていく感じだ。その向こうには光の渦があって、飛び込むのは怖いけど、先の気持ち良さを知っているから止まれない。
内ももがぶるぶると震えて、限界がきた。リカちゃんのもの程ではないにしろ、最大限に膨らんだそれが「早く出せ」と脳に命令する。
「イク……イッ、く」
前かがみになって漆黒色の頭を抱える。こんなに暑くて汗をかいていても、そこからは柔らかくて良い匂いがした。
普段使っているシャンプーの、甘い匂いが。
「リカちゃん、出る……っ、だめ」
無意識に入ってしまう力。それを抜いて、その時を迎えようとした……のに。
「はい、お終い」
「……ふ、え?」
ちゅぽん、という生々しい音と共に顔を離したリカちゃんが終わりを告げる。
唾液と俺の先走りで濡れた唇を親指の腹で拭い、綺麗に戻った口角をこれでもかと吊り上げた。
「慧君はこれじゃ満足できないだろ?俺も、こんなんじゃ挽回できると思ってないし」
「ば、んかい?」
「ヘタレだなんて思われないよう、もっと激しく、強くしなきゃ」
黒く笑ったリカちゃんが勢いよく俺の身体を反転させる。すると目の前にはいつも使っていた机と椅子が見えて、それは規則正しく並んでいた。
背中に触れるは細くて長い指。顔が綺麗なやつは、きっと骨の形まで綺麗なんだろう。それが服の上から背骨をなぞり、素肌の下半身へと降りていく。
「みんなが真面目にお勉強している場所で、こんなにするなんて」
「ひっ……う、ん、ああっ」
強く握りこまれた性器が痛む。けれどその先から、とろりと粘りのあるものが垂れたことがわかった。
「神聖な学び舎で、なんてエッチな慧君」
「やっ、やああっ……手、動かすと……っ、出る、出る」
「それは駄目」
根本を押さえられ、喉が鳴る。大きく反った肌にリカちゃんは痕を残し、舌で馴染ませてから甘く囁いた。
「共犯者になろうよ、慧君」
「きょっ……はんしゃ」
「一緒に、イケナイ事をしよう」
ぐっと押し付けられたリカちゃんのそれが熱くて、奥が疼く。
俺とリカちゃんは、いつだって一緒。嬉しい時も悲しい時も。悪い事をするのも、もちろん一緒だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1028 / 1234