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212 (R18)
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ゆっくりと奥に忍び込んできた指は、俺の零した先走りの力を借りて動く。奥まで解されるのは久しぶりのはずなのに、良い所を的確に突かれて声が漏れる。
掻き乱す音に紛れる吐息と、堪えきれない嬌声。静寂が包む校舎に、この声は響かないんだろうか。
「んあっ、あ……そこ、やっ、や」
「ここ?じゃなくて、ここか」
「ひ……ああぁっ、い、あっ」
「あ、軽く出たね。早いな」
つっと垂れた白濁を、後ろに入れた指とは逆の手でリカちゃんが受けとめる。その白い雫は、そのまま俺の奥へと注がれる。そして、やはり指が増える。
それが何本目かなんてどうでもいい。問題は、この状態がいつまで続くかだ。
冷房の入っていない教室は暑くて、せっかく綺麗にした身体が汗で汚れた。はだけた胸が教卓に触れるけれど、もう冷たさなんて感じない。
頭も身体も、その奥も暑い。暑くて暑くて、熱い。
「あっつ……リカちゃん、あつ、い」
首だけを振り返らせて見上げれば、目が合ったリカちゃんが頬に口付けた。その唇が首へ移動して、滲む汗を舐めとる。
「いつもの慧君は甘いけど、これも……うん、なかなか」
「この変態……っ、いいから早く。もういいからっ」
力の入らない身体を叱咤して、後ろの指から逃げる。幸いにも浅いところにあったそれは、油断していたのか簡単に抜けた。
「リカちゃん、早く。熱い……から、なんとかして」
僅かに目を見開いたリカちゃんが制止する。何も音がしなくなった部屋で、唾を飲みこむゴクリという音がやけに印象的だった。
喉仏を鳴らしたリカちゃんが覆いかぶさってくる。教卓に突っ伏した俺の足を大きく開いてそれを宛がう。
そして、一気に穿った。
「──んぐっ……ふっ……はっ、あ」
詰まった息がなんとか出て、苦しさに眉を寄せる。痛みはないはずなのに、息がままならなくて辛い。
「う、あ……はっ……や、待って……まっ、あああっ」
限界のはずの奥を越えて、さらに深みへと。ごりごりと鳴る粘膜が、これ以上は無理だと訴えていた。それなのに、リカちゃんはもっと先へと進もうとする。
今までで1番深い場所へと入って来ようとする。
「待って、リカちゃん待って」
「嫌だ」
「嫌だって……待てって言ってるだろ、このバッ……ひっ」
後ろから奥を突かれて教卓に顔を突っ伏すと、その顎をリカちゃんが掴んだ。その力は強くて、無理に俺の顔を上げさせようとする。
「ほら、見なよ」
強引に向けられるのは誰もいない教室。がらんと静かで薄暗くて、でも教室だとわかる室内。
「数年後には、ここで授業をするんだよ。この教卓に立って、先生って呼ばれて。まさかここで俺に抱かれたことがあるなんて、誰も知らない」
「なっ……や、ああっ……あっ、ん、んあっ」
「こうして声を上げて、後ろから突かれたなんて誰も知らない。みんな何も知らないで先生って笑ってくる。慧君がこんなに興奮していたなんて、誰一人として想像しない」
痛いと思うぐらいの奥をリカちゃんがこじ開ける。肌と肌がぴたりと合わさり、骨の感触がわかるほどの密着。それぐらい俺の中にリカちゃんがいる。
あまりの快感に顔を伏せたくなって、けれど固定されてでいきない。見たくないと思っているはずなのに、俺の目はずっとそれを捉えている。
いつかどこかの教室で授業をする時、この日のことを思い出すだろう。こうして教卓に手をついて授業をしながらも、俺は頭の中でリカちゃんのことを思う。
力強い腕や荒い息遣い、容赦のない律動を思い出してしまうはずだ。
そんな自分を想像して頬を赤めた。もうとっくに火照った身体じゃそれはわからないだろうけど、背後のリカちゃんが俺の耳に舌を這わす。
「こうして慧君を抱けるのも、啼かせるのも俺だけ。学校が始まったら、俺はこの教室で慧君のことを思い出すよ。どんな風に声を上げて、どんな目をして俺を見たかを思い出す」
やっと顔を解放されて力が抜ける。いつの間にかまた出てしまった白濁が、足の付け根までもを汚していた。
上半身を預けた教卓には俺の零した唾液が。震える足で立つ足元には、堪えきれずに放った俺の精液が。
その唾液を指で掬ったリカちゃんが、ふっと笑った。
「慧君の唾液を浴びた机に、慧君の精液を感じた床。やっばぁ……妬けるね」
「何言って……や、やめっ」
「夏休みが明けて登校してきた生徒たちの間で広まるかもね。1年2組の教室には近づいちゃいけない、夜な夜なエッチな声がするって」
「あ、ううっ……はっ、奥やば……い、つあぁっ」
容赦なく責め立てられて身体が揺れる。同じタイミングで机も揺れ、本当に噂されそうなほどに卑猥な音ばかりが部屋に充満する。
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