アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
43.もっと(R18)
-
突き上げられる衝撃によって上下左右に視界がブレる。ただでさえ久しぶりの行為に身体がついていけないのに、始まりから激しいと思考すら止まってしまう。
「慧君。しっかり捕まってないと落ちちゃう」
「やっだ……だって、そんなこと言われても……むり、もうむりっ」
リカちゃんの肩を掴んでいた手が、揺らされる度に外れる。それを何度か直してくれていたリカちゃんも、諦めたのか気にしなくなった。
でも、このままだと本当に落ちてしまいそうで、俺は強く首にすがりついた。ぴたりと合わさった身体の熱さに驚く。
「リカちゃん、リカちゃ……気持ちい──あっ、それやだ。リカちゃんやだ」
「嫌なのに気持ち良いって、慧君は子供みたい」
「子供じゃないっ。俺はっ……俺は、もう子供なんかじゃないっから」
「そうだね。子供はこんなにエッチに啼いたりしないし、ここだって大きくならないもんね」
意地悪くからかうリカちゃんの左手が、2人の間で揺れる俺のものに絡む。ぐちゅぐちゅと刺激されたそれが更に大きく膨らむと、中のリカちゃんのものも大きさを増した。
「こら。そんなに……はっ、締め付けない。まだイクには早すぎるだろ」
「ひっ、あっや……ああっ、ん、んんっ」
「慧君。簡単にイッたらお仕置きだから。子供じゃないんだから我慢しようね」
注意するように奥を突かれ、喉がひくん、と鳴る。震えた息を吐き出すのですら惜しいほど、声が止まらない。
気持ち良くて、気持ち良すぎて。もう一杯なのに、もっと欲しい。
「リカちゃん、もっと。もっと、もっとちょうだい」
「慧君──やっばぁ……もっと言って。そうしたら、欲しい分だけ全部あげるから。全部、慧君だけのものだから」
俺だけのもの。欲しがれば欲しがるほど、リカちゃんは与えてくれる。それが嬉しくて気持ちはより高まる。
身体が受け止める快感と、心が満たされる安心感。それが重なって合わさって、震える身体をリカちゃんに預ける。
すると余計な力が抜けたからか、リカちゃんのものが俺の弱いところを容赦なく抉った。
「やぁっ、それだめ、だめっ」
「んー?ああ、ここ?今日の慧君は浅いところより奥の方が好きなんだ?」
「やだやだ、やだっ、リカちゃんやだ」
「可愛い。やだやだって泣くのに、俺を締め付けて離さないのが本当に可愛い」
嫌もだめも通用しない。一度もっとと求めたら、リカちゃんは止まってはくれない。
「リカちゃんっ、やぁ、もうっ……も、イッちゃ、イク、イ──ひあああっ」
視界が白く弾けて頭に星が飛んで。ふわふわと意識は揺れるけれど、中にはまだ確かな存在感がある。
「ふっ…………はぁ……っん」
身動きできずに呼吸を繰り返す俺をリカちゃんが見る。その目が潤んで見えるのは、リカちゃんがまだ満たされていないからだ。
俺が欲しくて堪らないって顔が好きだ。綺麗なのに綺麗なだけじゃない、俺だけのリカちゃんが目の前にいる。
その現実にどうしようもなくなって、意識せずに身体が動いた。いつもならイッた後は動きたくないのに、この瞬間は止まらなかった。
「リカちゃん」
好きな人の名前はどんな言葉よりも特別なものだ。たった5文字の中に、たくさんの想いが詰まっているんだから。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1136 / 1234