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「ン、ぅーっ!!!」
腰を強く抱かれたまま、壁に押さえつけられて身動きが取れない。
それをいい事にリカちゃんは更に唇を強く推し当てる。
角度を変えてまた重ね、今度は下唇を食むように吸い付く。
チュッと唇と唇が離れる音がしたのも一瞬、また一層強く吸い付いた。
「ゃ、やめ…ッんんっ!!」
抗議の声を上げた瞬間を見逃さず、スルリと口内に滑り込んできたもの。
それはさっき自身の唇を舐め上げた赤い舌。
微かに広がる嗅ぎ慣れたタバコの香り。
俺を待ってる間に軽く一服でもしたのだろうか。
ダイレクトに感じるその匂いとリカちゃんの熱い体温に身体の芯からゾクゾクした。
大人のキス。
奥の奥の…さらに奥を見透かすようなキス。
何かが疼き出す気配がする。
俺の中の何かが。
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