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「え、な…何?俺そんな変なこと言った?」
「変っつーか…なんで俺とアイツならアリなんだよ」
「だってリカちゃん先生、慧のことお気に入りじゃん」
「お気に、入り…なのか?」
「そうじゃねぇの?慧には優しい気がすんだけど」
どこがだよ。寧ろ俺には特別意地悪だろ。
「ほら。リカちゃん先生って好きな子は苛めそうなタイプじゃね?」
「……確かに」
こんな噂されてるなんて知らないリカちゃんは涼しい顔で連絡事項を話しているが、俺は知っている。
アイツの今日の靴下はヒヨコ柄だ。
あんなスカした顔してるくせに、その足元には真っ黄色の可愛いヒヨコさんがいる。
バレたら恥ずかしくないのか?と聞いたら「逆にギャップ萌えでモテる」と答えやがったからな。
「俺、リカちゃん先生になら苛められてもいいかなー…」
「マジで?アイツ容赦無いけど」
「なんで慧がそんなん知ってんの?」
しまった。つい口が滑ってしまった。
何も知らない拓海に何て言い訳しようか…うーん…。
……そうだ!
「顔も声もエロいから」
「誰のだよ」
帰ってきた声は拓海にしては低く、そして甘ったるい。
「人の話無視して楽しそうな話してるとこ悪いけど…お前ら今HRの真っ只中ってわかってる?」
そう聞いてくるリカちゃんは、作った余所行きの笑顔を浮かべている。
あぁ……今夜もお仕置き確定に違いない。
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