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93 (R18)
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「俺をイカせろって言ったんだよ。
勝手にイこうとしてんじゃねぇよ」
そう言ったリカちゃんは、自分をイかせるまで離さないからな…と笑う。
出したいのに出せない。
もう何がなんだかわからない。
生理的な涙が頬を伝う。
「やっばぁ……お前の泣き顔、マジでそそる」
ゾクッとする囁きとともに、リカちゃんは俺の涙を舐め上げていく。
「あッあッ、ああッン!イ、かせてッ…も、お願ッ」
「だーめ。そんなにイきたいなら、このままイけ。
……俺の為なら何でもしてくれんだろう?」
リカちゃんは悪魔だ。
動けば動くほどイきそうになる。けれど動かなきゃリカちゃんはイッてくれない。
「ぁー…焦ってぇ。仕方ねぇから手伝ってやるよ」
リカちゃんが下から激しく突きあげる。
いきなりの律動に、俺の身体はされるがままに揺れた。
「あン、んッんッ、ぁぁッ…な、なんか…くる…ッ!」
射精のようで何か少し違う…そんな何かが迫ってくる。
「やだやだッ、リカちゃ、怖いっ!!」
「ン、そのまま、俺を信じろ」
「いやッ…くる…やだやだぁ…ぁぁぁッあぁ!」
どんどんとやってくる未知の感覚に恐怖から震える。
ポロポロと溢れる涙を美味しそうに掬い上げ、リカちゃんは俺をギュッと抱きしめた。
「ヒッ、ぃぁっ!あ、あぁッ!!」
「…俺も、イッていい?」
耳元に聞こえるリカちゃんの声に、何度も頷く。
「出し、て。俺に、全部ちょーだいっ」
「…………ッ、出すぞ」
「ゃ、ぁ……ンンンぁぁぁあああッ!!」
リカちゃんが奥に熱いモノを出したと同時に俺もイッてしまった。
根元を握られたまま、何も吐き出さずに。
「ハァッ、ハァ………….。」
「すっげ。三回目にして空イキできたんだ?」
遠ざかる意識の中でリカちゃんの声がこだまする。
「…リカちゃ、ん」
「慧。お前は俺だけのモノだから」
その言葉に嬉しくて頬が緩む。
「…………俺がこんなにも思ってる事、覚えてて」
そう言ったリカちゃんの声は消えそうなほど小さく、静寂の中に紛れていった。
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