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117 (R18)
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「リカ、ちゃ…だけっ!だけ、だからぁッ!!」
思ったままそう口にすれば、リカちゃんは優しく…それでいて辛そうに笑って俺の額にキスを落とす。
「慧……一緒にイこう?」
「んっ、んぁッ!」
「慧…慧、慧」
何度も俺を呼ぶリカちゃんの瞳が揺れる。
苦しそうなその表情に、思わず「好き」と言いかけた俺の口を、そっと手で塞いだ。
「頼むから言わないで」
「なっ…んで…」
好きとも言わせてくれないリカちゃんに、俺の目から涙が溢れた。
受け入れてくれないだけじゃなく、告げさせてもくれない。
リカちゃんにとって俺からの『好き』は何の意味もないのだろうか。
それを聞くことすら煩わしいと感じるほど…なのかもしれない。
「慧。ちゃんと俺のことを見てて」
残酷な現実を突き付けた張本人が俺の名前を呼ぶ。
そんなこと言われなくても俺にはリカちゃんしか見えない。
リカちゃん以外は霞んで見えてしまう。リカちゃんだけがカラーで後は白黒。
俺の目はどこにいても、何をしててもリカちゃんだけを探し見つけ出す。
リカちゃんが手を覆ったまま俺にキスをする。
「……ごめん。今は俺だけ感じてて」
何かを押し殺したリカちゃんの声が切なく零れた。
「リカちゃん、リカち、、あぁぁぁッッ!!」
ビクビクッと激しく痙攣した後、全身の力が抜ける。
息を詰めたリカちゃんも同じタイミングで俺のナカに精を放った。
グプ…という音と共に後ろからリカちゃんが出て行く。
それが名残惜しく、溢れてしまいそうなリカちゃんの精液が勿体無くて思わず穴を締めてしまった。
「…出さなきゃ腹壊すだろ。やってやるよ」
俺を膝立ちにさせたリカちゃんが後孔に指を突き立てた。
手は縛られたまま、その手を首に回す。
リカちゃんの首に腕を回し、後ろの孔を指で弄られる…それにまた興奮してしまう。
気づけば何度も吐き出したはずの俺の性器が勃ち上がっていた。
「ぁ、ぁん、あぁぁつぁ!」
「お前ね…ナカの出してるだけで感じすぎだろ」
呆れたように言うくせに、その指は確実に俺のイイ所を刺激する。
「リカちゃん…ッリカちぁ、」
「…なんでこんなエロくなっちゃったかな…」
リカちゃんの首と指を締め付け、腰を振って。
そんな俺をリカちゃんはどう思うだろう。
淫乱だと、好きモノだと蔑むだろうか。
それでもいいんだ。
愛情じゃなくても与えられるなら何でも受け止めたい。
俺はこんなにもリカちゃんに溺れきってる。
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