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「けーい、帰ろ!」
鞄を持った拓海がぴょんぴょん跳ねながらやって来る。
その後ろでは欠伸を噛み殺…そうともせず盛大に口を開けながら歩も付いてきていた。
「んー」
1学期初日の今日は説明だけだから早く帰れる。
リカちゃんは食事会だか何だかあるらしく、今日は1人ご飯だ。
つってもリカちゃんが朝に作ったやつを温めるだけ。
ベッドが届いた後も、リカちゃんとはよっぽど遅くならない限り一緒に寝ている。
飯だって一緒に食うし休みの日はどちらかの家でゴロゴロしてる事が多い。
正確には執拗に弄られイかされまくって昼過ぎまで俺の足腰が立たない事が多い。
「なぁ慧。好きな食べ物は?」
「は?」
「好きな色と好きなテレビ番組も。あ、あと好きな…」
「ちょっと待て。なにその質問」
スマホを見ながら俺に矢継ぎ早に質問してくる拓海に意味がわからず問いかける。
すると拓海は悪びれもなく
「慧に聞いてって色んなヤツらから頼まれた」と言った。
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