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「慧……その目怖ぇよ」
拓海の呟きが聞こえるが俺はそれを無視し、目の前の歩をジッと睨む。
歩も俺をジッと見つめ…その目がニヤァッと笑った。
「ーッ!!んぁっ!」
「………はぁ。息苦し…ってなに喘いでんの?」
「て、てめっ。人の手舐めてんじゃねぇよ!!」
歩が塞いでいた俺の掌を舐めたのだ。
しかもネットリ、下から上へ。
「口に手ぇ当てられて熱く見つめられたら舐めてほしいのかと思うじゃん」
「思わねぇよ!」
「そう?変わってんなぁ…」
首を傾げる姿に俺は忘れていた。
……こいつが誰の弟かを。
「おら。早く帰るぞ、手舐められて喘いだ変態」
「マジお前腹立つ!!!」
しれっと教室を出て行く歩の後をドカドカと足音荒く追いかける。
その後ろで残された拓海が
「くぅぅ!歩と慧のエロトークについて行けない……」
顔を赤らめ蹲っていた。
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