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「おかえり」
夜9時過ぎ。残業だったリカちゃんをソファに座り、俺は睨みつける。
「……ただいま、って、何その目」
「胸に手を当てて聞いてみがれ」
ツーンと顔をそらして言えば、リカちゃんは鞄を置き俺に近づきてくる。
「……慧」
「な、なんだよ…」
普段、情事の時にしか呼ばれない名前を呼ばれ、驚いてリカちゃんを見上げた。
しまった!!!と思った時には遅い。
「ヒッ…痛い痛い痛いー!!!!」
リカちゃんは俺の胸に手を伸ばし、何を血迷ったか俺の乳首を抓り上げた。
「って、てめぇ!!何すんだよ!」
「お前が言ったんだろ?胸に手を当てろって偉そうに」
「だからって何で俺の乳首を抓るんだよ!」
「は?俺が自分の乳首抓ってどうすんだよ。そんなの抓られて善がるのお前ぐらいだろ」
リカちゃんに口で敵うはずなかったのに…。
そうは思っても、今の俺は不機嫌さに痛さも加わりイライラMAXだ。
原因は言わずもがな
「なんで誕生日黙ってた」
そう、これ。
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